ネクスファ自然教育プログラム

 

テーマ①:「季節変化と自然の恵み」

コンセプト:自然界への敬意

 

 

テーマ②:「人と野生動物」

コンセプト:野生動物問題


自然の恵みのありがたみ

2012年10月

10月に日本に帰る機会があり、その際ネクスファで特別講師という形で授業をさせていただく機会をもらいました。

 

秋のテーマその①では、季節変化に伴う自然の恵みと、それを食べに出てくる野生動物たちを折り紙で描きます。日本では季節変化がはっきりしているため、秋にはカキやクリ、キノコなど沢山の食べ物が実ります。この時期、冬に備えてこれらの恵みを食べるために、野山の動物たちも活動的になります。上のシーンでは、サル、クマ、タヌキが例として描かれています。

 

 

 

シーン作りに入る前に、パワーポイントを使って日本の野山に住む日本の動物たちの写真を見せ、それぞれどんなものを食べるのかを生徒に考えてもらいます。そして、人間も動物と同じように、自然の恵みを毎日いただいているという感謝の気持ちを忘れないように教えます。そして、授業のあとに、皆でカキを感謝しながらいただきます。

シーンが完成したら、タイトルを書いて、いつものごとく壁に貼ります。

念願の生徒たちとの対面、そして自分で行う授業が実現し、とても楽しむことができました。また、生徒たちの反応も新鮮で、とてもいい経験となりました。どうもありがとうございました!

この時の授業の様子をネクスファのプログラムレポートにて紹介していただきました。またブログにも載せています。

人間と野生動物との関係

2012年10月

その次のレッスンでは、私の大学の後輩である森田藍さんを招いて一緒に授業をしました。彼女は獣医学生の6年生で、私と同様に、人と野生動物との関係を「教育」の力で良くしていきたいという考えを持っています。秋の二つ目のテーマである「人と野生動物間の問題」にもかかわってきており、今回のテーマを話してもらうのにふさわしいと思い、お願いしました。

 

近年では野山の食べ物が減ってしまったため、野生動物が人里に下りてきてしまうという問題が増えています。上のシーンは、畑や人の家の庭から野菜を盗むサルに人間が怒っているというシーンを表しています。人間の仕掛けた罠に入ろうとしているサルも描かれています。

 

 

人里に出てきて人に迷惑をかけている野生動物の写真を見せながら、森田さんを中心に生徒とディスカッションをしてもらいました。小学校低学年にはまだ難しいトピックだったかもしれませんが、どうしたらサステナブルに(つまり人と動物の関係が長続きするように)問題を解決すればいいかを子供なりに一生懸命考える様子はとても印象的でした。

※上のパワーポイントスライドは森田さんの作成です。ありがとうございました!

 

 

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